CLTアイディアコンテスト2019アイディア部門における
一部入賞作品の取り消しに関する審査委員会の所見

2020年6月30日


CLTアイディアコンテスト2019
アイディア部門審査委員会

 

これまで(一社)日本CLT協会では2015年から同19年まで、5回に亘って審査委員会の議を経てアイディア部門に於いて幾つかの賞を設けCLTの我が国における利活用に関連し貢献したと評された応募作品に賞を授与してきた。


審査委員会は、そうした主旨に基づき、原則性善説に立って応募されてきた方々に敬意を表し、2019年の場合はアイディア部門に於いて厳正な審査を行いその受賞者を決定し、表彰式を去る3月4日に予定してきたところであるが、COVID-19禍の影響を考慮し協会HP上で入賞作品の公表を行った。


ところが6月に入り、最優秀賞「RcCLT-老朽化した団地のコンクリートをCLTで補う-」および審査委員賞「再編する縁」の計2点について、応募時の注意事項のうち「国内外における未発表作品に限る」を満足していない可能性がある旨の指摘を第三者より受けた。審査委員会としては、全くそうした事情を知らず、かつまた常識的な応募と理解し、審査を行ったために受賞作品を決定したところであるが、ただちに指摘内容の精査を行った。その結果、当該受賞者へのヒアリング結果も勘案したうえで審査委員会では、両作品が2019年度日本建築学会設計競技の関東支部入選作品、第11回「新・木造の家」設計コンペの最優秀賞・高山市長賞受賞作品それぞれとの比較において再投稿と判断できるため、入賞取り消しが妥当であるとの結論に至り、コンテスト主催者である(一社)日本CLT協会へ通達を行った。


こうした事情を事前に把握できなかったことについて審査委員会としても些かの責任を感じ、改めて協会事務局に対し、応募要綱における応募のオリジナリティの明示(未発表であること等)、並びに再投稿及び、既投稿でありながら微修正が加えられる等、再投稿と同様と見做される作品の応募の禁止や、発覚した場合、仮に受賞後であっても取り消しを行う等、方策の明示について検討を行う事を勧告する。ここで今日、やむを得ざる心境でこの事情を明らかにし、今後こうした事態を招来しないような公募の体制を整えることを協会として自戒しつつ、極めて遺憾ながら両作品の入賞を取り消すとしたことを表明する。

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